Profile

鈴木南音(SUZUKI Minato)

1995年生まれ。千葉県出身。

社会学者(Ph.D.[学術])。舞台芸術の制作やドラマトゥルク。
日本学術振興会 特別研究員PD(立教大学)/早稲田大学文化構想学部 非常勤講師。

研究の内容について

社会学(会話分析)の方法を使って、パフォーミングアーツの創作過程におけるコミュニケーションの研究をしています。

これまでは、パフォーミングアーツの創作現場をフィールドに、エスノメソドロジー・会話分析の方法(とくに、身体動作をも含んだマルチモーダル分析)を用いて、芸術家の知覚がいかに相互行為の中で達成されるのかを明らかにしてきました。

大学院時代(2018年春〜2023年秋)は、千葉大学の西阪仰先生の研究室でお世話になっていました。修士課程(〜2020年)では、人が描いて何かを伝えるときに、描かれた絵の見え方が形作られていく過程を明らかにしました。そして博士課程(2020年〜2023年9月)では、パフォーミングアーツの制作現場におけるコミュニケーションを、会話分析の方法を用いて分析し、舞台芸術家たちが、芸術の見方をどのように伝え合っているのかということを明らかにしました。

博士論文や、論文の抜き刷りなど、ご連絡いただけましたら送りますので、どうぞお気軽にご連絡ください。


芸術の実践について

ライフワークとして、2011年から、現在に至るまで、パフォーミングアーツの実践に関わっています。

2023年からは、実験音楽の創作グループ「矢野かおる」のメンバーとして、活動しております。

2021年度までは、小劇場演劇を中心に活動していました。たとえば、2019年〜2021年は実験的な作品を作っている劇団ぺぺぺの会で制作をしていました(劇団は2021年10月末で退会)。また、2020年度は劇作家の平田オリザさんが主宰する演劇学校”無隣館”でアートマネジメントを学び、兵庫県豊岡市に長期滞在しました。

演劇と教育実践にも関心があり、2015年から現在にかけて、舞台俳優が行なっている、千葉県高校演劇12地区の高校生に向けたワークショップのアシスタントを務めさせていただくなど、学生に向けた演劇の普及/教育活動も行なっています。

2021年度以降は、社会学者としての専門的な知見を活かしたの関わり方へと、芸術との関わり方が移行しつつあります。
それに伴い、これまでは、マネジメント周りの仕事が多かったのですが、ドラマトゥルクとして、作品が取り扱う社会的題材に関するレクチャーを座組内に向けて行なったりしています。

領域の内外問わず、さまざまな方と出会いたいと思っております。

(ご飯のお誘いでもなんでも)気軽にご連絡ください。話しましょう。

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共同研究・執筆のご依頼、ドラマトゥルクやマネジメントに関するご相談など、こちらにご連絡ください。

MAIL: minatosuzuki.openaddress@gmail.com